「笑顔の魔法」という言葉、何処かで聞いたかな?と思われ方もいらっしゃると思います。
中学生の国語の教科書にも出て来ますね。
この教科書を書かれた方が、東京大学薬学部 教授の池谷 裕二先生です。
先日、この先生のご講演を聞きに行って来ました。
先生は脳科学が専門で、海馬の研究などをされています。この日のご講演では、意識と無意識などとても興味深いお話を聞く事が出来ましたょ。心理学的には意識は氷山の一角でしかない。と言われていましたが、意識はは氷山の一角では無く、例えるなら ワンちゃんに着けたリボンの様なもので、あっても無くて一緒。氷山の一角ですら無い事がわかったそうです。
つまりは、意識して行っていると思っている事も意識では無いんですね。私にはすごく新鮮な発見でとても印象に残りました。
笑顔の魔法。笑顔をつくるだけで 楽しさや幸せやポジティブさが自然と湧いてくるそうです。笑顔を作るのが難しい方は割り箸を横にくわえて、口角を上げる状態をキープするだけで効果があるそうですょ。
少し余談ですが、以前にテレビで見た実話ですが、戦地で部隊が集落に踏み入った時、部隊は戦うつもりは無かったので、隊長は一生懸命 英語でその意思を伝えました。しかし言葉が伝ず、襲われと思った民間人は手に手に武器を持ち、今にも衝突するといった状態でした。
その時、隊長は部隊にEverybody smile!!と部隊に笑顔を作り武器を向けないように指示しました。一触触発の状態に部隊はその指示に戸惑いましたが、隊長は何度も叫び、部隊が笑顔で包まれると、空気は一変。一人の犠牲も出す事なくその状況を収める事が出来たそうです。
私はこれもまた笑顔の魔法だと思います。笑顔は言葉が通じなくても 全世界共通の素晴らしいコミュニケーションツールでもありますね。