丸中薬局の店舗は築70年以上経っています。その為、古くからのままの部分が殆どで、祖父母の時代の家財道具もまだ二階に残っています。
その中から出て来たのが、すごく以前に救心製薬さんからいただいた 感応丸の看板。母が見つけて私に渡してくれたのですが、なんとも 懐かしく、暖かく 少し溜まった埃が 祖母の時代と懐かしい記憶を思い出させてくれました。
救心製薬さんの感応丸にまつわるエピソードは数多くありますが、ちょうどその看板を手にしたその日の事。
薬局に いらした80歳代の女性に感応丸をお渡しする際に「私にとって感応丸は無くてはならない存在なのよ。お財布にもポーチにも必ず入れてるの。丸中さんのように私には無くてはないないの。」と素敵な笑顔で話して下さいました。とても嬉しかったです。
その女性は以前はニトロを離せ無かった方なのですが、今ではニトロもやめる事ができ、随分と元気になられています。
感応丸のような伝統生薬と、
その方に元気になって欲しい。症状が楽になって欲しい。私達のその想いがその方を元気に出来る事もある。
私達の顔を見るだけでなんだか元気になった。と言っていただける。
それが「人薬」と言われるものなのではないかと私は思っています。それらが合わさるととても素晴らしい相乗効果が現れるのだと思います。
私はこれからも、伝統医学とともに、「人薬」と呼ばれるものを大切にしていきたい。
そんな想いの溢れる日でした。