かけがえの時が過ぎ

3月も半ばに差し掛かりましたね。陽射しは日に日に暖かさも増して、お部屋にあるサンキャッチャーからはキラキラと光が舞っています。室内で過ごす日々の中、そんなサンキャッチャーの光や、暖かな陽射しに心癒されています。お陰様で、娘達の保育園の入所が決まりました。お仕事の本格的な復帰に向けて喜ばしい事であると同時に、まだ幼い娘達を保育園に預ける事は、胸が締めつけられるような、寂しい気持ちが突き上げてきます。

「大変でしょう?」と双子の育児に対して よくお声をかけていただきますが、私にとっては物理的な大変さはありますが、精神的には大変さよりも、幸せや喜びの方が大きく。2人の赤ちゃん達に絵本を読んだり、お歌を歌ってあげたり。次は何をしようかな?♡ 、◯◯ちゃんの番ね。と 語りかける時間。2人居るからこその そんな時間に、1日はあっと言う間です。笑顔の絶えない娘達達との時間。こんな風に 娘達の側に一日中寄り添える時間は、仕事を持つ私には、一生のうちで 今しかないように思え、そんなかけがえの無い時間を過ごせる事に心から感謝し、そして、その時間があと少しで終わってしまう寂しさは 言葉に言い表せない思いです。息子の時も そう感じましたが、その時よりも更に小さな娘達を 保育園に預ける事は やはり辛く…。また、息子にとっても、学校から帰宅して、母親が居る生活。生後11ヶ月から保育園に入っている息子にとっても、帰宅して母親の居る 生活は、初めての日々。その日々も終わりに近づいています。「あと少しで お仕事に戻るんやな」と、噛みしめるように 話す息子。息子にとっても かけがえの無い日々だったのかも知れません。息子にも、母親として過ごせた時間は大切な思い出になりました。

丸中薬局のお仕事に戻る事は、私の大きな勤めでも有り、大きな喜びです。このかけがえの無い 半年を また、私の糧にして 頑張っていこうと思います。

先日、電車に乗った時のポスターの一文が目にとまりました。

「君が大事な人生の岐路にたって悩んだときは
一番信じたいものを
あたらためて自分の心に問うのが良い
一番、諦めたくないものを
自分の未来に問うのが良い」

その問いの私の答えは。

「家族」、ようやっと私に出来た大切な家族。

そして、「丸中薬局を継ぎ遂げる」ことです。

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