5月も中旬に入り、汗ばむ陽気の日や肌寒い日 季節の移り変わりを感じますね。5月が過ぎると 梅雨。作物は勿論 私たちにも大切な雨ですが、ジメジメ湿気で 何かと不快感の多い季節でもあります。そんな梅雨にお勧めの食養生をご紹介したいと思います。
梅雨の湿気は、外気だけでなく身体の中にも影響するので、そんな体内の湿気、中医学的には「湿」を取り除いてくれる食材が「えんどう」です。この時期旬を迎える えんどうは 体内の余分な湿気を取り除いて、「脾」を高めてくれる働きがあり 余分な水分で弱った胃にも良い食材です。そんな えんどう豆を使って 「えんどう豆の薬膳スープ」と 「えんどう豆の塩麹炒め」を作ってみました♪スープには鶏モモ肉とえのきや 白菜などお野菜もたっぷりと入れ、鶏ガラベースで作りましたょ。唐辛子を加える事で 発汗作用もあり 初夏のこの時期にもお勧めのスープです。塩麹炒めは、ムネ肉を塩麹につけて オーブンで焼いておいたものをスライスし、オリーブオイルでさっと炒めた えんどうに絡めて炒めました。塩麹の味だけでも充分美味しく出来上がりますが、ムネ肉がパサパサしない為にも ホークで数カ所穴をあけて塩麹につけてから、180度くらいのオーブンで焼いておくのもポイントです。時間が無ければ 火を通し過ぎないように注意しながら、フライパンで焼いても オッケーです。
旬の食材で身体に良いメニュー。日々の食養生 楽しく取り入れていただけると嬉しいです。
今回のえんどう豆は、お客様が家庭菜園で作られた物をいただきました。甘みも強く香り豊かで 手間隙かけて 育てられた感じが伝わります。とても美味しくいただきました。