子どもとの過ごし方

 桜の蕾も膨らみ、春を目でも感じる機会が増えてきましたね。コロナ禍の中、屋外で子ども達と過ごす機会が増えた方も多くいらっしゃると思います。
 その一方で、子どものゲーム依存やスマホ依存が加速しているデータが出ています。
 自粛生活がきっかけで、学校に行ってるはずの時間をゲームやタブレットに使っていた子どもも増え、学習離れや 常にスマホが手放せないような依存にも似た状況の子どもも増えているようです。
 
 タブレットやパソコンに関してはオンラインでの授業にも役立ち、悪い面だけではもちろん無いのですが、特にタブレットでは 大人と違い子どもはタブレットまでの距離が近く 視力低下にも影響します。
 そのデータも出ているようで、国会議員の方からもでも ひとり一台のタブレット支給に関して異論を唱える声も上がっていました。
 スマホもまた知育アプリなどもあり、その内容の良し悪しではなく、問題なのは それに費やす時間だったり、スマホを渡す目的が 「親が楽だから。」「渡しておけば静かだから」「料金プランが安くなったから」
…といったものになっていないかがとても大きな問題に私は感じでいます。
 確かに 小さな子どもがいると手はかかります。スマホなどを渡せばじっとしてくれることは多い為 渡している時間は親は楽にはなるかも知れません。
 その楽な一方で、子どもの脳の発育には確実に悪影響を及ぼしていて、スマホを持たさせれたり、見る時間の長い子どもの脳に、特に判断する部分の発育に大きな遅れがみられることもわかってきました。
 アップル社の幹部は自分の子どもにはスマホは持たせない。…と。そんな記事を読んだこともあります。
 
 私はシングルで子育てをする中でも、双子育児をする中でも1度もスマホやタブレット育児をしたことは無くて。お絵描きや、ブロック、折り紙などの遊びをしてきました。11歳の息子にもスマホゲームすらさせてはいないのですが。
 「スマホみせてたら楽じゃない?」と言われることもありましが、自分が楽をするよりも 子どもとの関わりを大切にしたい気持ちが強くて。
 大変か大変では無いかというと、大変ではありますが、いつか手が離れていく子ども達との時間や会話を大切に過ごしています。
 私の子ども達は、スマホなどを見ないせいかはわかりませんが、何か自分で作ったり、絵を描く事はどの子も得意な方かなぁと思います。

 もちろん私の考えには賛否両論あるとは思います。今の時代に逆行した意見かも知れません。でも 今の時代だからこそ少し立ち止まって、子ども達のことを考えてもらえたらと。

 そんな中、娘達の通う保育園のエントランスに
「スマホに子守りをさせないで!」というポスターが貼られていました。なんだか私の思いと同じで、嬉しさと、少しでも多くのお母さんがそう感じてくれればいいなと思い目が止まりました。
 そこには、絵本などに触れることの大切さや、触れることで発達する感覚なども載せられていました。

 学習など必要な場合はタブレットも活用しながら、ただ子どもの世話がしんどいから。や留守番さすためなどに安易にスマホやタブレットを持たせることは、気づかないうちに 子ども達の発育に大きな弊害を生んでしまうかも知れません。小さな子どもや赤ちゃんはもちろんですが、16歳頃までの脳の発達にも影響があるとも言われています。
 
 昔から子どもは放っておいたら育つ。といいます。
私も 放っておくことも大切だと考えます。
 放っておく中で 子どもたちなりに 工夫して遊びを見つけたり、時間の過ごし方を学んでいくことが出来るため、育っていくんですね。
 今は、「放っておく」意味が変わってしまっているように感じます。放っておく。のは親で、その先にはスマホやタブレットがあって。子どもは自分で考えることをしなくなってしまうような例も多くあるのではと思うんです。

 私も日々大変ではありますが、絵本を読んだり
ねんどをしたり、折り紙したり パズルをしたり。何かをつくったり。笑
 歳の差のある兄妹ですが、少し難しいパズルやブロックを教えてあげて、また出来たもので遊んでなどして年齢関係なく楽しんで過ごしています。スマホやタブレットに頼らず 子どもの興味や好奇心を伸ばしてあげたいですね。

 子ども達との過ごし方。その子にとって何が大切かを。利便性や損得からだけでなく、考えてみていただけると嬉しいです。

 追伸

 先日のブログでお伝えしている愛犬も毎日漢方を飲んで容体も、悪化もすることなく、食欲もあり元気に過ごせています。
 引き続き漢方を飲ませたり、出来る限りのことをして過ごしてあげたいと思います。

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