心疾患に有効な動物生薬の中に、センソというものがあります。センソが何かご存知の方は少ないのでは無いでしょうか?センソはシナヒキガエル腺の分泌液を乾燥させたもので、1匹から約2mgしか取れません。一度採取した後、半年以上分泌しないカエルもいるようで、大変貴重な生薬です。写真の円盤のように固めた状態で保存されます。センソは、心臓に負担をかける事なく心臓の機能を回復させていれます。また自律神経のバランスを整えたり、血圧を降下させたり、抗炎症作用なども認められています。動悸、息切れなどには 速攻製もあるので、センソが配合された、「律胡心」は持ち歩いていると 安心ですね。
伝統生薬研究会の勉強会で、実際にセンソに触れさせていただきました。以外に無臭でした。舐めると舌が痺れるので、舐めるのは避けていただかないといけないのですが、その痺れが、虫歯の痛み止めに使われた事もあるそうです。センソはシナヒキガエルから採取されていますが、他のヒキガエルの分泌液の成分研究も進んでいるようで、その中で、ミヤコカエルがあまりに可愛く とても印象に残りました。他のカエルは少し気持ち悪かったのですが(笑)カエル達の分泌液のお陰で、心疾患が改善されているんですね。